今の時代を勝ち抜くための戦略とは?
こんばんは。
お得な情報 ”不動産ブログ” 更新中! 三井建物 広報担当の田原です。
本日は専門性の重要さについてお話ししていきたいと思います。
現在はWEB制作に携わっている私ですが、過去を遡ると、新卒でOLとして就職し、一般事務を始め、簿記の資格を活かして経理事務、英検を活かして貿易事務や大学教授の秘書、PC資格や実務を生かしインストラクターなど、主人の転勤と共に各地で様々な実務経験を積んできました。当時は専売特許ではなくマルチプレイヤーであることが幅広いジャンルで活躍できるのではないかと考えていましたが、とどのつまり、器用貧乏でもあるような気がします。今こうして様々な職種や業種を経験してきた私だからこそ、専門性の必要性、特定の分野に特化するといった強みを最も実感しています。
皆さんもご存知の通り、近年はより専門性を持つお店が増えており、他社との差別化を図る傾向が見られます。ここ10年、20年と特に飲食業界は大きく様変わりし、一般的なレストランやカフェ、居酒屋などが生き残っていくのが非常に難しくなり、テーマ性や専門性を持つことが強みとなり生き残るすべといっても過言ではないほどです。時代の流れと共に、それだけ顧客の趣味嗜好に変化や多様性が見られるということではありますが、企業側としては常に戦略を考えていく必要があり、顧客に淘汰されないよう日々戦々恐々といった厳しい現実があります。
専門性で例を挙げるとすれば、例えば、一般的なパン屋では総菜パンや菓子パンなど様々な種類のパンを販売していますが、最近では食パン専門店というように食パンに特化したり、また洋菓子店においてはショートケーキやフルーツケーキなどのカットケーキやバースデーケーキなど数種類のケーキの陳列が多くの店舗で見受けられますが、その材料の一つにフォーカスし、生クリーム専門店といったよりコアな部分を抽出し差別化したお店が展開されたりしています。
販売価格においては、前者の食パンでは、一般的なお店の平均価格では1斤150円前後のようですが、専門店となると同サイズで450~500円といった金額になるようで、金額だけ見ると約3倍程度の違いがあるようです。一見高額に思える金額ですが、それでも顧客は専門店のパンを求めて購入しています。もとより、品質が高い、味わいが他店にはないなどの特長があってこそのことですが、それをリピーターに繋げるには入念なリサーチやマーケティングといった綿密な戦略、そして何より作り手の情熱があるからこそです。
代表的なお店を一つ挙げるとするならば、全国展開をしている高級食パン専門店「乃が美」ですね。2013年に創業してからわずか5年で100店舗を超えるまでに。業績も右肩上がりで、2018年の売上は100億円を達成する見込みだとか。いかに顧客に愛されている商品かが分かります。大阪を本店にオープンし、食のプロやマニアの間で話題となり、メディアに取り上げられたことで更に火が付き、2016年には「パン・オブ・ザ・イヤー」の食パン部門で金賞を受賞するまでに。ネット販売もしており着実に顧客を獲得しています。幅広い層で人気の食パンですが、中でも乃が美の顧客には高齢者のリピーターが多いようです。トーストせず耳まで柔らかいフワフワ触感、また口どけの良さも相まって高齢者には食べやすいといったことが人気の要因の一つのようです。
そもそもこの食パンが誕生したきっかけは、「プロレス」というから意外です。食パンとはかけ離れたワードですが、紐解いていくと、乃が美の代表である阪上雄司 氏が大阪プロレスの会長を務めていることが一つ転機となったようです。大阪プロレスは老人ホームの慰問活動を定期的に行っており、その中で入居者の方の大量のパンの耳の食べ残しを目にし、「歯が悪く固いものを食べるのが困難なお年寄りにも食べやすい、耳まで柔らかい食パンを」と思ったのが始まりだとか。
そういった熱意やお客様への情熱が伝わり、それが現在の功績に繋がっていることは言うまでもありません。実現したいと思う行動力、多くの方の笑顔が見たいといった推進力、それが見事に具現化できている、そして何より全国展開している店舗はFC(フランチャイズ)ではなく直営店舗か関連会社による経営だと言いますからその経営力、手腕も流石です。
さておき、こうした店舗の専門性の背景には、飲食店を始め店舗数の増加が一つの要因にあると考えられます。先述しましたように、時代の流れと共に顧客の嗜好の変化や多様性が求められるようになり、自ずとそれに付随して企業も形を変えながら進めてきた結果が今に至っていると思います。そして、その差別化が現代では必要な要素であり、と同時に大きなメリットにも繋がっていきます。
飲食店が専門店化することによるメリット
1)食材ロスが少なくなる
2)オペレーション効率(生産性)のアップ
3)商品のクオリティーが高まる
「商品を絞り込むことで、使用する食材の種類を減らすことができ、結果食材ロスに繋がる。」「メニューを絞り込むことで、仕入れや仕込みなど作業効率のアップ、オーダーも簡潔なため研修期間の短縮化、あるいは人件費の削減」「少数の商品に注力することで、商品開発、改善など集中して時間やコストをかけることができるため、自ずと一つ一つの商品のクオリティーが高まる。」といった利点が考えられます。
反対に店舗に専門性がなく、ターゲットを若年層から高齢者まで、また男女問わずとした場合、一見かけた網が広いように見えますが、それに引っかかるターゲットは案外少ないものです。つまり、広範囲であるが故、幅広い層にとかけた網もペルソナがはっきりしておらず、コンセプトやターゲットがぼんやりしてしまって他社(他店)との差別化ができていない、つまり手当たりしだいといった結果になってしまいます。
今の時代も後押ししていますが、そもそも人は“他にはない”、”自分だけの”、“こだわりの”、となった時は専門性を選ぶ傾向があります。それはどの業界においても同じであると考えます。
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